映画「やじきた道中 てれすこ」を観てきた



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 知ったのはニュースで「やじきた道中 てれすこ」を紹介してたのがきっかけ。「てれすこ」の予備知識はなく江戸時代の話なのかぁ、とスルーしてたんだけど。近所の映画館情報を見てるともちろん「やじきた道中 てれすこ」が載ってるわけで、あーそう言えばニュースでやってたけど、どんな映画なんだろう?と興味津々。「古典落語の「てれすこ」などを下敷きに、弥次・喜多が珍道中を繰り広げる人情喜劇」とあり一気に食いつく。あ!面白そう、って。

 

 落語は好きだけど、なんとなくテレビでやってるのを見たりラジオで流れてきたのを耳にするくらい。な落語レベル。「やじきた道中 てれすこ」のサイトの「古典落語」の項目を見てると、いろいろな落語が紹介されてて、最初は「てれすこ」もあるから簡単に面白い他の古典落語も一緒に紹介してるのかなと思ってたけど、その紹介されてたおのおのの落語を織り交ぜて映画全体を作ってるみたいで、あとから「あこの場面はこの落語の話なんだ」とリンクしてくる。言うほど落語レベルは高くなくても楽しめそうです。

 だから落語を知ってると、ところどころの展開もわかるわけで。現にとなりのご婦人は「この刀○○なんだよね」とオチが出てくる前に言っちゃってるのが聞こえてくるし。ま、その場面に関しては、流れとして刀はきっと○○なんだろうな、と推測は簡単だったけどね(○○は一応ネタバレになるので伏せとく)。

 あとからサイト見て(劇場プログラムの方がたくさん載ってる)このシーンはこの落語の場面なんだ、とおさらいできるので、より楽しさが増すと思う。落語知らなくて観ても楽しめるが、元ネタがなにかって知るとよりいっそういいと思う。

 江戸時代の人々の暮らしにかなり興味があって、どんなものを食べたり、どんな話をしたり、どんなところに住んでいたりと。弥次郎兵衛演じる中村勘三郎のしゃべり方は、ちゃきちゃきしてて、ほんとに江戸の人がしゃべってるような錯覚に落ちるほど、はまってたし。江戸考察的な見方でも十分面白かった。

 物語の最後はしゅっと温まるいい感じで終わったので、これもまたよかった。ああいいなぁ人情喜劇。こういうの好きなんですよね~。観てよかった。

四葉 サイト内「映画 やじきた道中 てれすこ」を検索する。



Thu, 15 Nov 2007 09:42|本・CD・DVD・映画comments (2)trackback (1)

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コメント

観に行こうか迷ってたんだよ。
DVD出たら買うつもりなんだけど
やっぱ大画面(映画館)で 観とくべき?
| poi | EMAIL | URL | 2007/12/01 07:49 PM | vMxDjoTI |

>poiっち
自分も観にいくかどうかちょっと迷ったけど。やっぱこういう江戸情緒とかって大好きだし。個人的には劇場で観てよかったってね。
ただただ、内容が内容だけに、CGゴリゴリの繊細な映像美!高音質!ってのが売りじゃないから、そういった点では、別に映画館じゃなくってもいいかな。
迷うんだったら行ってみ〜(^^ゞ
| Tami | EMAIL | URL | 2007/12/01 10:55 PM | Gk1McWM6 |


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