映画「TAXi4」観てきた



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 もう何というか期待してたより盛り上がらなくてガッカリ。何に期待してたかというと、やっぱりプジョー407が爆走するシーン。出し惜しみなわけ?冒頭のサッカー選手を送るシーンしかないし!居酒屋メニューで例えるなら「ホッケ食べたかったけど品切れでシシャモ食べちゃった」って感じ。シシャモが美味しくないと言ってるわけじゃなくて、期待してたものがなかったということ。せっかく車はカッコイイのに、もうちょっとやっぱり走って欲しかった。

 

 謎の伏線。ペトラが金庫破りの天才と偽り凶悪犯の一味へ潜入、秘密調査に就いていて、ベルギー王立銀行に一味と一緒に潜入“ある物”を探してたこと。それは手帳なんだけど、それに関しての前後になにもフリはなくて、伏線を張るだけ張っておいて何もそのことについては触れられなかったし。なんかそれが気になった。もうRONINのケースの中身ばりに謎だったし。

 マルセイユ署の署長の見せ場が多く、彼が物語を引っ張ってた感じ。リリーのパパの軍隊の人も、お約束的に出てきただけだし、わりと要であるリリーの登場が一切無かったのも惜しまれる。物語中パリに働きに行ってるという設定。

 一番最初の「TAXi」のようにバシッと気持ちいいオチではなかったものの、とりあえず個人的にはダニエルとエミリアンにスクリーンで会えただけでもよしとしよう。続編あるならもっとプジョー走れ!って感じ。

 細かいところ。ベルギーの怪物が薬(ヤク)をきめるシーンなんか、同じくリュック・ベッソンの『フィフス・エレメント』で登場する、ゾーグ(ゲイリー・オールドマン)を彷彿させるし、署長が終盤で薬を吸っちゃって乱射するシーンのセットなんかは、なんとなくマトリックスで見た感じと似てたような気がする。ちょいちょいそういう他の映画のオマージュ(パロディとも言うのかな)もあって、そこも細かいけど見所かなぁーとか。

 ちなみに観たのは字幕版。吹替版はキャストがカスなので。いままでと一緒のキャストでしろよ。高田純次の署長は聞いてみたかったけど……。



Thu, 13 Sep 2007 13:13|本・CD・DVD・映画comments (0)trackback (0)

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